座長の心得

任務 発表者にプラスになること.
聴衆(参加者)にプラスになること.

発表前
できるだけ予習をして,発表内容を把握する.
「発表者の言いたいことは何か?」
進行の計画を立てる.
「聴衆のレベルと興味に合うか?」

発表中
この時になって発表内容を理解しようとするようでは最低である.
聴衆の様子に注意する(興味と理解の程度).
発表後のリードの仕方を考える.
「発表は予定通りできているか?」
「後でまとめ,補足の必要はないか?」
「どのような討論が有意義か?」
原則として,発表者を遮らない.ただし,必要があれば躊躇わず中断する.

発表後
発表者の労をねぎらう.
必要に応じてまとめや補足をし,討論を方向づける.
「発表者と聴衆のレベルはどの程度か?」
「双方に有意義な進め方は?」
「誰かを指名した方が,スムーズに討論に入れるのか?」
儀礼的質問をしたり,不本意でも感心して見せ,皆に発現しやすくする.

討論中
ポーカーフェース.声も平静にする.
リードは控えめに.座長のやりすぎは良くない.
発言者や質問者が脱線のおそれがある時は,事前に注意しておく.
発表中はなるべく遮らない.
「討論の方向はこれで良いか?」
「時間の配分は妥当か? どこで切るか?」
「座長の主導権を失っていないか?」 討論後まとめを忠実,かつ具体的にする.

「聴衆は,発表をどう思うか?」
「発表者は座長のまとめをどう聞くか?」
レベルの低い人,意欲のない人を啓発する.

討論後
まとめを忠実,かつ具体的にする.
「聴衆は,発表をどう思うか?」
「発表者は座長のまとめをどう聞くか?」
レベルの低い人,意欲のない人を啓発する.